横浜市会議員大岩まさかず(旭区) 

2017年03月27日 (月)

都心の若者が移住する農園付きリノベーション団地〜ホシノタニ団地(座間市) 小田急電鉄✕ブルースタジオ

●  ホシノタニ団地 誕生の物語

高度経済成長時代に大量供給された、日本全国のどこにでもあるエレベーターなし・2戸✕4〜5階の住人で階段を共有する箱型の団地。小田急線の座間市駅前(徒歩1分)にある「ホシノタニ団地」は、日本全国に沢山ある、箱型団地の1つです。

 

「ホシノタニ団地」は、元々小田急電鉄の社宅として使われていました。社宅としての利用が終了し、その後の利用方法を検討。当初は建替えや、その他の土地利用も考えていましたが、ブルースタジオが手がけたリノベーション物件=「日野の多摩平団地」の事例視察をきっかけにして、団地の躯体を残し、内装・外装を現在風に変えるリノベーションによる再生が決まりました。

 

55戸、築45年、37㎡・2LDKの間取りの団地を、リビングが広い1LDKの間取りに変えるリノベーションによって、新しい命が吹き込まれ、2015年7月から、都心に住む多くの若者が移住を希望する農園付き団地に生まれ変わりました。

 

 

●  ホシノタニ団地に行って驚いた事

昨日(3月26日)、ホシノタニ団地で開かれた「ホシノタニマーケット」にお邪魔しました。Facebookにも書きましたが、ホシノタニ団地に行ってみて、驚いた事を記載します。

 

①   団地の中にドッグランがある

「ドッグランがあるって!」私はそんな団地初めて見ました。

団地の中では、犬も飼えるようです(これも中々ないですね)。

団地内にあるドックランの前で、TV取材を受ける大島さん。大島さんはこの物件のリノベーションを手掛けたブルースタジオの社長。

 

 

②   団地の中に農園(シェア畑)がある

自分専用の区画で野菜づくりが楽しめるサポート付き農園。専任の菜園アドバイザーの指導付き。6㎡ 6,389円〜(種・苗・肥料・農具レンタル等含む)

 

③   1Fにお洒落なカフェ(農家カフェ)がある

37㎡✕2部屋分の広さのカフェ。団地でとれた野菜・果物を使ったお菓子と、おいしいコーヒーなどを提供している常設のカフェ。時として団地の中の住民が集まる集会所になる。団地外にも開放されており、団地と地域を繋ぐ拠点にもなっている。

 

④   1Fに行政の子育て支援施設がある

団地の1Fには、座間市による子育て支援施設『ざまりんのうち かかやき』は、お母さんたちの憩いの場です。子どもと遊んだり、親同士やアドバイザーとおしゃべりしたり、自由に過ごすことができます。予約の必要はなく、無料で利用できます。また、子育てに関する専門家への相談もできます。
子供のためのおもちゃや絵本のあるプレイルーム、赤ちゃんコーナー、ベビーベッド、情報掲示板、授乳室、相談室などがあります。
利用時間 月曜日〜金曜日 午前10時〜午後4時。駐車場5台。

 

⑤   団地の中で結婚式を挙げたカップルがいる

今まで錦糸町に住んでいた若いカップルは、「ホシノタニ団地」を見て一目惚れし、移住を決定。この団地の空気感が好き過ぎて、団地の中(中庭)で結婚式を挙げました。生まれ変わったホシノタニ団地が、二人の最高の思い出の地であり、二人の人生を変えた空間です。

 

⑥   都内から若い人達が多数移住してきている

小田急線の急行で新宿→座間は50分程。座間駅からは徒歩1分ですが、都内に通勤するには近いとは言えない距離。しかし、「みんながのんびり出来る公園のような団地」に、スローライフを求める都心の若者たちが多数移り住んできています。30代、40代の若者が中心の構成となっているようです。

 

⑦   団地の良さを語る住人の目が、輝いている

ここでの暮らし、ここでの空気を語る若者の目が、輝いているのが一番印象に残りました。ここに暮らしている事に誇りを持っているようにも見えます。又、団地の住人間の関係性だけでなく、駅前の発展や、団地✕地域の関係性についても思いを巡らせているのは、素敵だと思いました。地域に誇りを持った若者が、高齢化したまちや、衰退が進む駅前市街地を変えていく原動力です。

 

●  横浜(旭区)の団地再生事業始まる

先週の金曜日(3月24日)の議会最終日に、平成29年度予算が可決されました。建築局の予算では、旭区の大規模団地(若葉台、左近山、ひかりが丘)をモデル地区とした、団地の再生事業の予算化が決まりました。平成29年度には、全国の団地再生事例の調査や、プランの作成を行い、翌平成30年度以降、それを実行に移していくという複数年にわたる事業です。横浜市内には500戸以上の大規模団地が60ヶ所あります。平成29、30年度に行われる旭区での事業や調査が、その後の市内60ヶ所の団地再生事業の試金石となります。

全国の事例の良いところを取り入れ、ハードだけでなく、ソフト、特にコミュニティや場の空気や空間を、どのようにつくりだすかが、鍵になります。それにしても、団地の再生について、ホシノタニ団地を見ていると、「頑張ればここまで出来るのか!」と、夢が膨らみワクワクしてきます!

 

2017年03月22日 (水)

人口知能(AI)による生産性改革〜ホワイトカラーの「定型業務」と「非定型業務」

私は毎月、東京で開催される「朝食勉強会」に出席しています。

今月のテーマは「働き方改革」に関する内容でした。

 

OECD諸国の中でも、日本の生産性は最低レベルにあり、「働き方改革」というよりも、この部分にメスを入れなければいけない、というのが今月の勉強会の結論でした。

 

「それは何故か?」という問いの中で、日本は、製造業の現場のような「ブルーカラー」の生産性は高いが、ホワイトカラーの生産性が低い、という指摘がありました。ホワイトカラーの仕事を「定型業務」と、「非定型業務」に分解し、「定型業務」のIT化や、社外へのアウトソーシング、AIやロボットによって自動化する事が、日本の企業の今後のテーマとなります。

 

 

■  ホワイトカラーの「定型業務」とは?

 

ホワイトカラーの仕事は、大きく「定型業務」と「非定型業務」に分けられます。「定型業務」とは、データ入力や伝票整理、記帳、請求書作成など作業内容に一定のパターンがあり、マニュアル化、外注化が可能な仕事です。

世界の企業では、「定型業務」の具体的な作業や進行上の手順が「標準作業手順書」に定められており、「標準作業手順」をこなす能力を持った人材を随時募集しています。残業は本来、この「定型業務」にしか馴染まないものです。

この「定型業務」の部分は、今後、AIやロボットに置き換えられていく可能性が高い仕事です。又、切り出した「定型業務」を受注するアウトソーシング会社が多数存在しており、社内コストよりも安く、高品質のパフォーマンスをあげられる会社も多くなっています。

 

 

■  ホワイトカラーの「非定型業務」とは?

 

ホワイトカラーの「非定型業務」とは、経営戦略の構築や、事業計画の策定、新製品の企画・開発や、対外的な交渉など個人の思考力、判断力、経験が要求されるクリエイティブな仕事です。「非定型業務」は、自動化してAIやロボットに置き換えていくのは(今のところ)難しい仕事であり、本来「残業」には馴染まない仕事と言えます。

 

 

■  取組むべき課題

 

私もかつては、民間企業で17年間、サラリーマン(ホワイトカラー)として仕事をしていました。難しい点もありますが、ホワイトカラーの生産性向上の取組みは、避けられない未来です。

 

全業務の棚卸しを行い、「定型業務」と「非定型業務」に業務を分解し、「定型業務」は、「標準作業手順書」ベースで、社内リソースと社外リソースの比較をし、品質(一定水準を担保)とコストの最適化を図る必要があります。

この中で、最適解を探し、その事例をベンチマークする事も重要です。

又、「定型業務」にする事が可能な業務を、抵抗勢力に屈して、「非定型業務化」する事を避けなければなりません。この点が一番難しいところです。

 

又、今後考えられる事象の中で一番の衝撃は、従来「非定型業務」と考えられていた仕事が、AIの進化により、「定型業務化」する、という事実です。例えば小説を書くAIや、オリジナルの作曲やデザインをするAIが既に存在しています。右脳でする作業の何割かが、コンピュータに置き換えられる時代が、我々の生きている時代に到来するかもしれません。

 

計り知れない変革が目の前に迫る中で、民間企業だけでなく、公共の世界の仕事も、「定型業務」を効率化する試みが必要だと、私は考えます!

 

 

2017年02月17日 (金)

ものの始まりの歴史を観光資源に!〜横浜の始まりの歴史✕リアル謎解きタウンゲーム

“西洋文化の発祥地”の宝庫「横浜!」

150年以上前の1859年に開港した横浜には、西洋文明が流れ込み、近代の歴史の中で横浜が発祥の地となった、「初めて物語り」が多数存在しています。

(下記にはその一部であり、“横浜発祥”のものがまだまだあります。)

 

牛乳

1866年〜

横浜から

理容

1864年〜

横浜から

パン

1860年〜

横浜から

アイスクリーム

1869年〜

横浜から

電信

1854年〜

横浜から

カフェ

1864年〜

横浜から

ドレス・メーカー

1863年〜

横浜から

競馬

1860年〜

横浜から

ビール

1869年〜

横浜から

ガス灯

1872年〜

横浜から

(近代)水道

1887年〜

横浜から

石鹸

1873年〜

横浜から

テニス

1876年〜

横浜から

洋式公園

1870年〜

横浜から

日刊新聞

1871年〜

横浜から

鉄道

1871年〜

横浜から

野球

1871年〜

横浜から

 

ヨコハマ初めて物語り(横浜市文化観光局HP)

http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/150/trip/hajimete01.html

 

横浜に入ってきた西洋文化

http://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/bunmei/yokoyama17/yokohama1.htm

 

 

●  1万人もの集客効果がある「リアル謎解きタウンゲーム」

 

皆さんは「リアル謎解きゲーム」って、ご存知でしょうか?

リアル謎解きゲームとは、現実のフィールドを舞台としたユーザー参加型のゲームイベントです。皆さん知っていましたか? 相当なブームだそうですが、私は知人に教えてもらうまで全然知りませんでした。

 

東京の丸の内を舞台として行われた「リアル謎解きゲーム」では、3ヶ月間の有料(1,500円)イベント期間中に、1万人もの人々が参加し、ゲームを楽しんだそうです。

 

リアル謎解きゲームin丸の内

https://www.nazotown.jp/show/ligare/

 

過去横浜では、「よこはま動物園ズーラシア」や、「赤レンガ倉庫」「神奈川県庁(東宝映画とタイアップ)」などでも行われており、大きな集客効果があったようです。

 

 

●横浜市内の施設の“回遊性向上”が課題

 

横浜には沢山の観光施設があり、100万人以上集客する施設も存在します。

しかし、1回の訪問で観光客が訪れる施設の平均数は2〜3ヶ所となっており、横浜市内でいかに回遊性を高めるか、という事が課題となっています。

 

【主な施設の来訪者数】〜100万人以上の施設
●パシフィコ横浜:425万人
●横浜アリーナ:237万人
●横浜スタジアム:194万人
●その他(7施設合計):1,400万人

7施設=八景島シーパラダイス、アンパンマンミュージアム、大桟橋、赤レンガ倉庫、海の公園、ズーラシア、野毛山動物園

 

 

●  横浜のものの始まりの歴史✕リアル謎解きタウンゲーム

 

又、横浜の歴史、特に、数多く存在する横浜の「ものの始まりの歴史」を、いかにして観光資源として掘り起こすか、という事も課題です。

「ものの始まりの歴史」の価値を再発見し、街の中を回遊して頂く施策として、リアル謎解きタウンゲームの中に、横浜のものの始まりの歴史を組み込むという方法があります。

横浜のものの始まりの歴史に関連した「謎」を解く為に、観光客が有料のゲームに参加し、横浜の街中を回遊する。1万人が参加した丸の内のイベントでも、滞在時間の長期化による売上効果が計測されています。

色々な課題があると思いますが、課題解決の手法の1つとして、チャレンジ・取組みに期待しています。

 

 

2017年02月13日 (月)

歌声・メロディー・真っ直ぐな歌詞に感動しました!〜横浜出身。中学2年生のシンガーソングライター”Ko−sei”さんの今後の活躍に期待!!

●  見返りのない継続した活動への「感謝の集い」開催

 

2月11日の土曜日に、横浜市社会福祉協議会・障害者支援センター主催の「平成29年感謝の集い」が、新横浜にある横浜ラポール ラポールシアターのサブアリーナで行われ、来賓として出席しました。

 

「感謝の集い」では、長年にわたり、障害者の為のボランティア活動に従事されてきた41の個人・団体の皆さまへの感謝状の贈呈が行われました。

水泳教室、合宿、遠足、プール活動、手話通訳、畑仕事、野外活動、調理ボランティア、送迎や地域交流事業、自立のための訓練、相談、スポーツ大会、成人を祝うつどい、バザーや防災活動、理髪店に行けない子供の散髪、マッサージ、多額の寄付など、それぞれの活動に10〜30年以上携わってきた皆さまの活動の紹介がされました。それぞれの皆さまの活動には大変な苦労があったと思います。見返りを求めず、大変素晴らしい活動を続けてきた皆さまに、心から感謝を申し上げます。

 

 

●  中学2年生の天才シンガーソングライター

 

感謝状贈呈後のアトラクションでは、Ko−seiさんの生ライブが行われました。Ko−seiさんは、横浜生まれの中学2年生のシンガーソングライターで、ピアノの弾き語りを行い、10才よりオリジナル曲を作成しています。学校生活での出来事や思ったことを歌にしており、夢は日産スタジアムでライブをすること、だそうです 。ミュージックレボリューション中学生大会2016年で優秀賞、未確認フェスティバル2016年でファイナリスト・審査員特別賞、ヘレン・ケラー音楽コンクール ピアノの部・創作の部で入賞など、多数の賞も受賞しています。

歌声もメロディーも、自分で書いた歌詞も素晴らしいと思いましたが、何よりも、まだ“中学生”である事に、驚きを覚えるとともに、感動しました。

 

これから、日本のみならず、世界で活躍するかもしれない、「金の卵」の演奏を生で聴けた事にも“感謝”です!!

 

 

 

「スタートライン」Ko−sei

https://www.youtube.com/watch?v=ZwstIvt4Nfc

 

2017年02月08日 (水)

どんなイベントかご存じですか?〜全国都市緑化よこはまフェア開幕まで“45日”

3月25日から72日間の会期日程で、「全国都市緑化よこはまフェア」が開催されます。2つの地区(みなとガーデン、里山ガーデン)の会場に、500万人(1日あたり7万人弱)の来場者を見込む大きなイベントです。

よこはまフェアでは、横浜市が先進的に行ってきた緑の取組の成果をアピールし、「美しい花と緑豊かなまち横浜」を発信・実現していく事を目的としています。以下、開催の概要になります。

 

 

 

●  全国都市緑化よこはまフェア《開催概要》

 

名称   第33回全国都市緑化よこはまフェア          
愛称   ガーデンネックレス横浜2017
開催期間 2017年3月25日(土)~6月4日(日)(72日間)
会場構成

・みなとガーデン(都心臨海部会場)
〔山下公園、グランモール公園、港の見える丘公園、横浜公園、日本大通り、象の鼻パーク、新港中央広場、運河パーク〕
・里山ガーデン(郊外部会場)
〔横浜動物の森公園植物公園予定地〕
想定来場者数 500万人

開催理念 『歴史と未来の横浜・花と緑の物語』をテーマに、美しい花と緑豊かなまち横浜の実現

 

 

●  どんなイベントか、より積極的な「広報」「情報拡散」が必要!

 

“45日”と、開催までの日にちが迫って来ました。しかし、このイベントでどんな事が行われるのか、知らない市民が殆どです。又、会場となる里山ガーデン(ズーラシアの横の場所)が立地する旭区民であっても、このイベントが開催される事すら知らない、という方々がまだまだ多く存在します。

 

担当局(環境創造局)や区役所(旭区・緑区など)の方々は、開催に向けて急ピッチで準備をし、休む間もない、という状況だと思います。しかし、開催するからには、「より多くの皆さんに横浜に来て頂きたい」、「より多くの市民に会場を訪れて頂きたい」というのが、我々の共通する思いです。関係者の皆さんには、イベントの中身を発信する努力をお願いしたいと思います。

 

昨日行った環境創造局の担当者へのヒアリングや、旭区の区議団会議での説明からすると、SNSなどを通じた情報拡散や、メディアへのPR(パブリック・リレーション)は、まだまだ改善が必要だと思われます。

 

もちろん議会としては、イベントの開催後の振返り・総括は必要です。しかし、現時点においては、微力ながらも、我々も情報発信への協力を、しっかり行っていきたいと思います

 

 

公式HP

http://yokohama-fair2017.city.yokohama.lg.jp/

 

公式テーマソング GReeeeNが歌う「キミマツ」

http://yokohama-fair2017.city.yokohama.lg.jp/recommended/310/

 

2017年02月07日 (火)

【提案】ラグビーワールドカップ2019に向けて〜外国人記者の“おもてなし”で横浜の魅力を世界へ発信!〜

●  ニュージランド「ラグビーワールドカップ」の教訓

 

先日、事業構想大学院大学で、ニュージランドの政府観光局で働いていたTony Everittさんのお話を伺いました。

Tonyさんからは、ラグビーワールドカップ開催時の観光政策の留意点について、ニュージランド大会の反省から、以下のようなアドバイスを頂きました。以下要約して記載します

 

「ラグビーワールドカップは、自分達のまちを世界中にPRする格好のチャンスです。このチャンスを有効に活かすべきです。・・・・開催期間中に、多くのマスコミ・取材陣がやってきます。その数は数千人単位。滞在期間は3週間〜4週間と長期間になりますが、試合がある週末以外は、記者達は意外と“暇”です。この空いている時間に、彼らが取材する面白い“ネタ”を提供する。こういった事を含めた外国人記者・TVクルーなどへの“おもてなし”が、世界中へ“ただで”情報発信する機会に繋がります。」

 

 

●  【提案】市民局長へ @予算研究会にて

 

2月1日から横浜市議会が始まり、2月1日から3月24日までの52日間の日程で、主に来年度(29年度)予算の中身について議論が行われます。予算の議論に入る前に、2月1日から4日間、市担当局から議会へ予算内容の説明の為、予算研究会が行われました。

市民局の予算研究会の中で、市民局長へ、上記のTonyさんの視点での提案をしました。横浜市で決勝戦が行われる「ラグビーワールドカップ2019」の際に、国内・国外の記者やTVクルーへの情報提供や、記者の方々へのおもてなしが、広告価値=数億円以上のPRに繋がる事を、局長にも理解して頂きました。そして、その視点にたった施策を検討して頂く事になると思います。

ちょっとした提案ですが、しっかりと対策をとり、実行すれば、ほとんどコストを掛けずに、横浜を世界中にPRする機会に繋がると思います。

2019年のラグビーワールドカップに向けた、記者の方々へのPR(=パブリック・リレーション)の「改善」を期待しています!!

 

 

2017年01月26日 (木)

「まちの安全を守る」消防団員の皆さん〜旭消防団は充足率100%を達成し総務大臣表彰!

●地域を守り、地域を支える消防団員の皆さん

我々政治家は、地域のイベントに顔をだす事が多いですが、その中でよくお会いするのが消防団員の皆さんです。

 

◯消防機関の設置、管理運営

◯火災予防、消火、救急・救助活動、地震、風水害等への対処

◯市町村防災計画策定及び防災対策の実施等

 

消防団員の皆さんは各自治会から推薦され、横浜市長から委嘱された非常勤の地方公務員で、主な職務は上記のように規定されています。消防団員の皆さんは、非常時(火事など)に備え常日頃から訓練を行うだけでなく、地域のイベント開催を支えて頂いています。

この年末にも夜間に地域を見まわる特別警戒を実施し、1月には各地で行われたどんど焼きや餅つきでの警備など、そのご尽力には敬意を表するところです。

 

 

●総務大臣からの感謝状贈呈

全国の消防団員約86万人のうち、会社員(サラリーマン)団員は約72%となっており、多くの皆さんが仕事をしながらの兼務となっています。多くの任務がボランティアに近い状況にある事から、消防団員の担い手が足りない、というのが全国的な課題となっています。

 

そんな中、横浜市の旭消防団は、平成29年1月に定員充足率100%を達成しています(定員655人)。又、女性団員も66人→125人と倍増し、これら団員確保の取組みにより地域防災力向上に貢献したとして、昨年12月に総務大臣から表彰されています。総務大臣から消防団員数増加に伴う感謝状が贈呈されたのは、全国の約2,200団の中から選ばれた22団のみであり、大変素晴らしい事だと思います。表彰された22団の内、横浜市内の消防団が3団(旭消防団、山手消防団、戸塚消防団)あり、しかも3団とも2つの項目(消防団員が相当数増加した消防団、女性団員の入団が多かった消防団)で重複贈呈となっています。

 

 

●  どうやって団員を増やしたのか

全国的に消防団員のなり手が不足する中、「どうやって団員を増やしたのか?」気になるところです。旭区のある消防団員の方に伺ったところ、自治会のイベントや夏まつり、防災訓練などの際に、積極的に声をかけ、勧誘をし続けた事につきる、というお話でした。消防団員の募集については、議会でも課題として取り上げられ、募集の(紙)媒体の強化や、PR動画をつくったらいいのではないか、というような議論もされました。しかし、やはり、人を介して、熱意を持って勧誘する事が、一番効果がありそうです。

特に女性の場合は、「そもそも消防団員って何をやるのかわからない」という方が多く、消防団の仕事を丁寧に説明し理解を深めてもらう事が、団員増につながったようです。又、消防訓練の際に、保育の資格をもった方を配置し、託児所として幼児の面倒を見る体制をとった事も効果があったそうです。

特に若葉台団地の消防団では、団員が2名→29名に大幅増加しています。これは平成28年8月におきた高層建物火災を教訓として、自治会や消防団が積極的に啓発を行った結果です。

 

 

●皆さんの日頃の活動に「感謝」

旭消防団の消防団員を増やす取組みは、日々の地道な取り組みが、表彰に繋がった事例です。消防団員だけでなく、地域で地道に活動をし、安心・安全のまちづくりに貢献して頂いている皆さんは沢山います。これらの皆さんの活動について、感謝をし、その一旦を取り上げ、ブログの記事にしていきたいと考えています。

 

2017年01月25日 (水)

横浜にカジノは必要か?その③〜最大の課題:ギャンブル依存症問題について〜

現在、「大岩まさかず市政レポート 新春号」では、カジノに関する記事をまとめ、街頭他で配布中です。沢山の皆さまから様々な反応を頂いていますが、その中でも、最も重要な論点である「ギャンブル依存症」について、一段掘り下げた内容を記事としましたので、ご一読下さい。

 

 

●  「賭博をする事」も「賭博場を開く事」も禁じられた国=日本

刑法の185条及び186条で、「賭博をする事」も「賭博場を開帳する事」も日本の国では禁じられています。これは過去の裁判例などから、賭博が「勤労の美風」を妨げるからであり、又、そこから派生して、賭博が反社会的組織の収益や副次的な犯罪を引き起こすものであるとの理由で、禁止されていると解釈できます。

尚、競馬や競輪などの公営ギャンブルは、それぞれの公営競技が目指す公益性と実施様式を定めた特別な法律(競馬法など)を整備し、刑法の示す違法性を阻却する形式をとっています。いわく、現状の法律のもとで、日本で認められるのは特別法を整備した公営ギャンブルまでであると考えられ、その枠外にあるギャンブルや、民設民営で行おうとしているIRカジノなどについては、法整備の議論を要します。

 

 

●  ギャンブル依存症大国=日本

2014年の厚生労働書の調査によると、日本でのギャンブル依存症の疑いのある成人は536万人もいて、成人人口の4.8%(男性8.7%、女性1.8%)にものぼります。同調査でのアルコール依存者58万人、インターネット病的使用者120万人に比べても日本最大の依存症問題といえます。

このギャンブル依存症の8割はパチンコが原因とされますが、競輪・競馬等の公営ギャンブルとパチンコで、日本はすでに世界有数のギャンブル大国です。ちなみに他国の事例では、成人人口の1〜2%程度が平均的なギャンブル依存症の発生率であり、日本の数字は、実に成人人口の約20人に1人という極めて高水準のギャンブル依存症率となっています。

 

 

●  身近な場所にギャンブルの誘惑のある国=日本

日本には11,310店舗のパチンコ店があり、458万台のパチンコ台やパチスロ機が設置されています(2015年12月31日時点、警察庁発表)。コンビニのローソンの国内店舗数12,395店に1,000店舗足りない程度であり、北は北海道から南は九州・沖縄まで全国の身近な場所にパチンコ店は存在しています。小さな離島にもパチンコ店はあり、買い物帰りやサンダルでお散歩に行く距離に、身近なギャンブル施設があるのが日本の実態です。その上、パチンコ店のすぐそばに消費者金融の無人契約機があるケースも珍しくありません。

そして、全国で行われる公営ギャンブルについては、インターネットを使って気軽に参加出来ます。又、公営ギャンブルを含めて、テレビでは有名タレントを使ったCMが毎日流されており、規制がないまま、「どうぞギャンブル依存症になって下さい」と言わんばかりに、ギャンブルが国民に勧められている状況です。

ちなみに下記のとおり、2015年の日本のパチンコの市場規模は、世界のカジノの市場規模を超える金額となっています。

 

世界のカジノの市場規模

(2015年)

1,827億ドル

(≒22兆1,067億円)※

日本のパチンコの市場規模

(2015年)

23兆2,290億円

※2015年の平均レート(1ドル=121円)で換算

 

 

●  ギャンブル依存症の本質

ギャンブル依存症は、本人に病気という自覚がない「否認」の病気であり、「隠す」病気だと言われています。借金と尻拭いを繰り返す段階で家族が認識し、さらに追い込まれた段階で、ようやく自助グループ等に参加し治療を受けるようになります。問題行動から自助グループでの治療に行き着くまで、10年あまりかかるとも言われており、治療に取組むまでに長い年月を要する事になります。その間に、家計の窮乏、債務の不払いや不正、高利貸しへの依存と自己破産、仕事と過程の喪失、児童虐待などをもたらし、問題を隠し、嘘をつくことで実態を深刻化させ、本人ばかりか家族や会社、地域社会にまで大きな「負」の影響を与える事になります。過去の凶悪な事件や、不正事件も、ギャンブルで生じた借金に起因している事が、少なからずあります。

 

 

【ギャンブルが関係する重大事件】

 

大王製紙元会長

特別背任事件

大王製紙の創業家三代目・井川元会長が連結子会社7社から総額106億円超にのぼる資金を引き出しほぼ全額をカジノで使った事件。元会長は特別背任で懲役4年の実刑。

ベネッセ個人情報流失事件

ベネッセの顧客データ管理を委託された外部の会社で派遣社員の男性SEが、情報を名簿会社に売却。男性はギャンブルなどで借金に窮するようになり、合計20回、名簿業者3社から約400万円を得ていた。約4,800万人分の個人情報が流失し、ベネッセは「お詫び」の対応で306億円の特別損失を計上した。

武富士弘前支店強盗殺人放火事件

消費者金融・武富士の弘前支店を訪れた男がガソリンをまき放火。店内にいた従業員5人が死亡。犯人の男はタクシー運転手をしていたが、知人の資金融通の為に消費者金融4社から200万円を借りた事から人生が狂い始めた。「一発あてて返済を」と始めた競輪にのめり込み、借金が2,000万円超え、行き詰った中で犯行に及んだ。

名古屋中学生5000万円恐喝事件

名古屋の少年A(当時15歳)が、他の少年らとともに恐喝を続け、約8ヶ月のあいだに1人の少年から5,000万円以上のお金を奪い取った事件。恐喝は130回以上に及ぶ。少年Aらは奪いとったお金でパチンコ通いをする他、ブランド品を買い漁ったり贅沢三昧をしていた。但し、少年Aも暴力団関係者から恐喝を受けた「二重恐喝」だった事も判明している。

 

 

 

 

●  遅れるギャンブル依存症対策

多くの事件や問題行動の原因となっており、患者数も多いギャンブル依存症の問題ですが、日本においては、その影響の大きさにも関わらず、ほとんど対策が取られてこなかった、というのが実態です。国や横浜市においてもギャンブル依存症問題に関する予算は殆ど計上されていません。又、諸外国では当たり前である、ギャンブル事業者に依存症対策の予算を負担させる、ということが日本では行われてきませんでした。

ギャンブルの依存症の治療には、自助グループによる伴走型の関与が有効であると言われていますが、自助グループの数も、自助グループの団体の方々が活動する資金も、まったく足りないというのが実情です。

 

先週の1月20日からは国会が始まり、「ギャンブル依存症」についての法案が議論される予定です。国での議論を睨みながら横浜市のレベルでも、既に存在する問題・課題として依存症対策の議論をしていかなければなりません。

大変難しい問題・課題だと思いますが、自助グループの代表の方を講師に迎えた勉強会も実施する予定であり、しっかりと取り組んで参ります!

 

2017年01月14日 (土)

【年頭所感】予測の不確実性が世界を覆う!〜その中でも、未来を決める重要課題にしっかり取り組みます

●(昨年の振返り)予想外の出来事が続いた1年でした

昨年、2016年を振り返れば、様々な予想外の出来事が起きた1年でした。

世界の政治の世界では、昨年の6月23日に英国のEU離脱を問う国民投票が行われ、離脱派の得票(51.9%)が残留支持派の得票(48.1%)上回る僅差の予想外の結果となり、その後、世界の金融市場にも衝撃が走りました。英国のEU離脱の行方によっては、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなるイギリス連邦そのものの在り方や、EUのその他の加盟国の動向など、今後も目が離せない状況です。

それにもまして衝撃的だったのは、昨年の11月8日に行われた米国大統領選挙の結果です。大方の予想を覆してドナルド・トランプ氏が勝利し、2017年1月20日(ちょうど1週間後!)から第45代米国大統領に就任します。「アメリカ・ファースト」を公約に掲げるトランプ大統領の誕生により、2017年は、世界政治が大きく変わるスタートの年となりそうです。

 

 

●  世界政治の変化と日本固有の課題への対応

トランプ大統領の選挙中の発言や公約、一昨日の記者会見などを見ても、「何をするのか予測が難しい」というのが正直な感想です。トランプ大統領の予測不能な言動に、マスコミや経済界のみならず、世界中の国々が振り回される未来は想定したくありません。しかし、通常の物差しでは測れない大統領の誕生によって、我が国においても、外交・防衛・経済などのあらゆる面で、従来の日米関係の見直しが迫られる可能性があります。今年は、日本にとっても、新たな局面での大きな選択が迫られる年になるかもしれません。

世界政治の変化への対応だけでなく、我が国においては、少子化や高齢化など日本固有の問題にも向き合い、克服する為の国民的議論が急務です。1,000兆円以上の国家債務の問題や、出口のない異次元の金融緩和の問題を含め、強い危機感を持って事にあたる必要があります。

 

 

●  カジノの今後のスケジュール

昨年末の国会では、IRを含むカジノ合法化法案が可決し、施行されました。様々な課題について、議論をすっ飛ばしての強行的な採決は、明らかに間違いであった、と私は今でも考えています。

今後のスケジュールの見込みでは、1年程度かけて実施法案の中身が決まり、その後は、「2段階の選定」が行われると想定されます。1段階目として立地自治体の選定に半年程度、その後、2段階目として開発事業者の選定に半年程度かかる、と言われています。諸外国で行われた同様の選定を参照すれば、それぞれの選定に6ヶ月程度の時間を要すると想定されるようです。

 

 

●  カジノ誘致の是非が市長選挙の争点に!

様々な課題を抱えている実施法案審議の途中、カジノ立地自治体選定前の今年の8月には横浜市長選挙が行われます。横浜が受ける正・負の影響から考えて、カジノ誘致の是非が、市長選挙の重要争点となる可能性が高いです。

今年、2017年がどんな年になるかはわかりませんが、あらゆる事態を想定し、横浜と日本の未来を決める重要課題に、しっかり取り組んで参ります。

引続きのご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いします。

 

 

2017年01月05日 (木)

注目される新たな財源「ホテル税」!〜東京都に続き大阪府でも導入開始!

●  大阪市でもホテル税(宿泊税)導入

大阪府では、本年1月1日から法定外目的税として、宿泊税導入がスタートしました。大阪府では、10億円程度の税収を見込んでおり、国際都市としての魅力を高めるとともに、観光振興事業に充当していく予定です。ホテル税の導入は東京都に続き2例目であり、インバウンド事業が活性化する中、今後、他自治体にも拡がっていく可能性があります。

 

宿泊税(大阪府HP)

http://www.pref.osaka.lg.jp/zei/alacarte/shukuhaku.html

 

宿泊料金(1)(11泊)

税率

10,000円未満

課税されません

10,000円以上15,000円未満

100円

15,000円以上20,000円未満

200円

20,000円以上

300円

(※1)食事料金などを含まない、いわゆる素泊まりの料金をいいます。

 

 

 

●  東京のホテル税は、年間20億円

東京都では10年以上前の平成14年10月1日からホテル税が導入され、平成27年度は20億円の税収となっています。

 

宿泊税(東京都HP)

http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/shuk.html

 

 

◆税率

 

宿泊料金(1人1泊)

税率

10,000円以上15,000円未満

100円

15,000円以上

200円

(注)宿泊料金が1人1泊10,000円未満の宿泊には課税されません。

※宿泊料金とは、食事料金などを含まない、いわゆる素泊まりの料金をいいます。

 

 

 

●  東京都での宿泊税の使いみち

観光振興に係る東京都の事業費は約152.9億円(平成28年度)となっており、その一部に宿泊税の税収が充てられています。

観光振興をはかり、国際都市東京の魅力を高める為に以下のような事業に使われています。

 

◯外国人旅行者誘致の新たな展開

多様なターゲットに向けたプロモーション、ツイッター、ファイスブック等のSNSなど、多様な媒体を活用した情報発信など

◯魅力を高める観光資源の開発

外国人旅行者誘致に向けた観光資源開発、観光まちづくりに着手する地域への支援など

◯受入環境の充実

ICTを活用した情報提供の充実、道路・交通機関等における案内サインの多言語化など

 

 

●  神奈川県でも「宿泊税」検討開始!?

大阪府で宿泊税が開始される中、新聞記事によれば、神奈川県でも宿泊税を含めた新財源の導入検討が始まりそうです。

 

訪日客対応へ新財源、1月中に協議会県、検討開始(神奈川新聞)

http://www.kanaloco.jp/article/222623

 

 

●  課題

宿泊税導入にあたっては、課税の金額、負担の公平性、業界団体の賛否など、様々な検討すべき課題が存在します。

しかしその中でも一番大きな課題は、10億円単位の税収をどのような事業に使っていくのか、という明確なルール作りです。大阪府では、資金難の「御堂筋イルミネーション」事業への予算充当について、流用ではないかという指摘があり、突っ込んだ議論があったようです。

 

海外では、観光地域のマネジメントやマーケティングを担う組織であるDMO(Destination ManagementもしくはMarketing Organization)の財源として宿泊税が充てられ、明確な税の「使用目論見書」に沿った予算執行が行われています。

DMOでは、観光に関する各種データの収集・分析、戦略の策定やKPI・KGIの設定、PDCAサイクルの確立などを基礎とする科学的アプローチを導入した「観光地経営」を、業務執行やマーケティングの専門家が行っています。

まずは、集めた税金の使い方を詳細に定めた「使用目論見書」をしっかりと作る事と、KPI・KGIに基づいた観光政策に関する「目標管理」をしっかりとやる事が、目的税導入にあたっての、第一歩目の課題であると考えます。

 

 

KPI(=Key Performance Indicator)

KGI(=Key Goal Indicator)

→「KGI」も「KPI」も、共に、企業目標を達成するための手段(となる行動)が遂行されているか?を定量的に測定する指標の1つです。「KGI」が、プロセスの目標(ゴール)として達成したか否かを定量的に表すのに対して、「KPI」は、プロセスの実施状況を計測するために、実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示すものになります。

 

 

今年はホテル税による観光振興の議論が進む?

 

 

 

 

 

 



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