横浜市会議員大岩まさかず(旭区) 

2017年12月27日 (水)

年間利用回数「全国1位!」のコミュニティバス〜武蔵野市の「ムーバス」を視察しました。

●  横浜市の現状:郊外部の地域交通

高齢社会が進む中、郊外部における交通手段の確保が重要です。しかし、山坂が多い地域や、病院や商店街がある駅前まで歩いて行く事が困難な、交通不便地域に暮らす住民の声に答えられていない状況です。他都市では一般的なコミュニティバスの取組みが、横浜市では遅れています。

 

●  武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」を視察

今年の11月14日に、郊外部の移動手段の確保に向けた取組として、会派で武蔵野市のコミュニティバス「ムーバス」を視察しました。

 

会派のメンバーで、武蔵野市都市整備部交通対策課へヒアリング

 

 

 

●  年間利用回数「全国1位!」のムーバス

武蔵野市の「ムーバス」は7路線9ルート、一日あたり約400便、乗客は一日約7,000人、年間約260万人が利用しています。

年間260万人は、武蔵野市民(14.6万人)全員が1年間に約18回乗車する計算で、全国で市民1人あたりの年間利用回数が最も多い、成功事例の1つです。

路線

起終点

路線延長

便数/日

1号路線

吉祥寺駅

4.2km

53

2号路線

吉祥寺駅

5.2km

63(67)

3号路線(境南東循環)

武蔵境駅

2.8km

42

(境南西循環)

3.8km

42

4号路線

三鷹駅

4.9km

38

5号路線(境西循環)

武蔵境駅

2.4km

58

(境・東小金井線)

4.7km

29

6号路線

三鷹駅

5.2km

43

7号路線

武蔵境駅

5.0km

29

 

狭い道も進める小型・ノンステップバス

 

 

 

●  収支黒字化目前!達成可能な領域に!

1便あたり30分程度で一周する短いルートの設定や、短いバス停間隔(約200m)、小型バスで細街道を通ってサービス提供、時刻表の見直し、利用者へのグループインタビュー・行動調査をサービス向上に活かす取組みなどにより、収支を改善しています。

現在は、バスの減価償却費他すべてのコストを含めて、5千万円の収支不足を税金で補填しています。しかし、現在の利用料金100円を120円に値上げすれば、税金補填がいらなくなる(=黒字化)ところまで、収支が良くなっています。

 

●  コミュニティバス導入について・一般質問(12月8日)

Q(大岩):本市の地域交通の取組は、都市整備局、道路局、交通局と複数の部署にまたがっており、サービス拡充のための予算も不足している。郊外部の交通施策を積極的に展開していく為に、組織・人員・予算などを拡充すべきでは?

A(市長):高齢化の進展に伴い郊外部の持続可能な交通サービスの確保はますます重要な課題となっています。このような環境の変化や社会的な要請に対応していく為、本市の様々な経営資源を適切に配分しながら、郊外部の交通施策に取り組んでいきます。

 

●  まとめ

武蔵野市の「ムーバス」のようなコミュニティバスは、運営方法や財源の問題など様々な課題がありますが、郊外部の移動手段の確保に繋がる有用な取組です。

武蔵野市の「ムーバス」は1995年からスタートし、22年を迎えましたが、その誕生のきっかけは、ある高齢の市民から市長宛に届いた、交通不便を訴える一通の手紙でした。様々な課題はありますが、本市においても市民の一人一人の声に応える、「まっとうな」対応が必要です!



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